冬になると、肌の乾燥やくすみ、化粧ノリの悪さが一気に気になり始める…
そんな経験はありませんか?
実は、冬の肌悩みの多くは “水分不足”と“めぐりの低下” によって起こります。
気温の低下・湿度の低下・暖房の使用という冬特有の環境は、目に見えないところで肌や体から水分を奪っていきます。
しかし意外なことに、冬は夏ほど“喉の渇き”を感じにくいため、無自覚のまま慢性的な水分不足になる人が非常に多いのです。
その結果、肌が乾燥し、ハリがなくなり、毛穴や小ジワが浮き出やすくなる…。
いくら高価なスキンケアを使っても、内側の水分が不足していると、外側のケアだけでは限界があります。
そこで今回ご紹介したいのが 「冬の水分補給の見直し」 と、
毎日簡単にできる 「朝の白湯習慣」。
体の中からめぐりを整えることで、スキンケア以上に肌が変わることもあります。
冬の美容の“土台”となる水分ケアを、わかりやすく解説します。
1. 冬はなぜ水分不足になりやすいの?
● 喉が渇きにくい
夏は汗で水分が失われるため意識しますが、
冬は気づかないうちに脱水が進みます。
● 室内の暖房で乾燥
暖房で空気が乾燥し、呼吸するだけで水分が奪われます。
● 体が冷えて水分をとらなくなる
寒いと水を飲む習慣が減り、めぐりが滞ってしまうことも。
● 水分不足は美容に直結
・肌の乾燥
・くすみ
・毛穴が目立つ
・化粧崩れ
・むくみ
はすべて“巡りの悪さ”から起こることがあります。
“冬はそんなに汗をかかないし…” と思いがちですが、
水分不足は夏より冬が深刻 になりやすいのが実際です。
2. 冬に必要な1日の水分量は?
一般的に、成人が1日に必要な水分量は
体重(kg) × 30〜40ml が目安。
● 50kg → 1.5〜2.0L
● 55kg → 1.6〜2.2L
● 60kg → 1.8〜2.4L
冬は汗の量が少ないため、
“最低でも1.2〜1.5L” を目標にしておくと良いでしょう。
※コーヒー・紅茶は利尿作用があるため、純粋な水分には入りません。
※白湯・常温の水・スープなど、体を冷やさない水分が理想です。
3. 朝に“白湯”を1杯飲むと、美容にいい理由
白湯とは、一度沸騰させて冷ましたお湯(40〜50℃)のこと。
ただの“温かい水”と思われがちですが、実は美容面でメリットがとても多いのです。
◎ ① 内臓が温まり、血流がよくなる
冬の冷えは肌の透明感やハリに直結します。
白湯で内側から温まると、
・顔色が明るくなる
・むくみにくくなる
・くすみが軽減
・ツヤが出る
など、見た目の変化がわかりやすいです。
◎ ② 腸が動き、肌荒れ予防に
朝の白湯は腸を刺激し、働きをサポート。
便秘気味の人や、吹き出物ができやすい人に向いています。
腸が整う → 老廃物が流れる → 肌の透明感UP
このような好循環に入りやすくなります。
◎ ③ 代謝が上がり、体が冷えにくくなる
代謝が落ちると肌のターンオーバーも遅れがち。
白湯は代謝のスイッチを入れてくれるので、
冬の“巡り不足”を補うのにぴったり。
◎ ④ 1日の水分量が自然に増える
朝に1杯飲むだけで、無理なく1日の水分量を確保しやすくなります。
4. 正しい白湯のつくり方
① 水を沸騰させる
② コップに注ぎ、40〜50℃まで冷ます
③ ゆっくり飲む(10〜15分かけると理想)
※電子レンジの加熱でもOK
※胃腸が弱い方は少しずつ飲む
※飲みすぎはむくみの原因になるので1杯でOK
白湯は“体を温めるための飲み物”。
熱すぎると胃を荒らすことがあるため、適温で続けましょう。
5. 白湯+水分補給で変わる「冬の肌」
白湯習慣を取り入れると:
● 化粧ノリが変わる
● 毛穴の影が薄くなる
● 透明感が出る
● インナードライが改善
● 乾燥小じわが目立ちにくくなる
などといった変化が表れやすくなります。
これはスキンケアでは届かない、
“体の内側”の巡りが整うから。
冬の美容は、外側だけでなく内側からのケアがとても重要です。
6. それでも乾燥・くすみが気になる場合は?
水分補給や白湯を続けても改善しない場合は、
肌の“土台”が弱っているサイン。
そんな時は、美容医療の助けを借りるのも選択肢です。
● 乾燥ぐすみ
● 毛穴の影
● ツヤのなさ
● 目元の疲れ
などは、スキンケアだけでは届かないことがあります。
保湿系の注入治療や、肌の生まれ変わりを促す施術は、冬の肌の底上げに向いています。
7. まとめ
冬は、知らず知らずのうちに水分不足が進む季節。
肌の乾燥・くすみ・化粧崩れは、“水分ケア不足”が原因のことも多く、
そこを改善するだけで見た目が変わる人も少なくありません。
● 1日1.2〜1.5Lの水分
● 朝の白湯で巡りを整える
● 冷え対策で血流をよくする
これだけで、冬の肌は大きく変わります。
毎日の小さな積み重ねが、春の肌をつくります。
ぜひ今日から取り入れてみてください。
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