気温が下がり、空気が乾燥しはじめる冬。
「急に肌がピリピリするようになった」
「乾燥で赤みが出やすい」
「いつものスキンケアがしみる」
という声が増える季節です。
実はこれ、ただの乾燥ではありません。
冬は“肌のバリア機能が最も弱くなる季節”。
気付かないうちに、肌の防御力が落ち、外からの刺激に敏感になりやすいのです。
この記事では、
✔ 冬に肌荒れが増える科学的な理由
✔ やりがちなNGケア
✔ 今日からできる正しい改善方法
をわかりやすく解説します。
1. 冬に肌荒れが増える本当の理由
① 外気温の低下で血流が悪くなる
気温が下がると、体は熱を奪われないように血管をギュッと縮める働きをします。
その結果、肌に届けられる血液が減り、
・ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が遅れる
・乾燥しやすくなる
・赤みやごわつきが出る
という状態になります。
② 湿度が低下し、肌の水分が奪われる
冬は湿度が20〜30%台まで下がる日もあり、
肌の水分が蒸発しやすくなります。
肌を守る角質層は、湿度が下がると一気にスカスカ状態に。
これが、
・粉ふき
・かゆみ
・メイクが乗らない
といったトラブルを引き起こします。
③ 暖房の風でさらに乾燥が進む
エアコンやヒーターの熱風は、水分を奪うスピードが非常に速いです。
冬の肌が急にゆらぐのは、この 乾燥の“二重パンチ” のせい。
④ バリア機能が低下し刺激に弱くなる
乾燥が進むと、角質細胞がめくれ、
外からの刺激(寒さ・摩擦・花粉・マスク)に負けやすくなります。
その結果、
・化粧水がしみる
・赤みが残る
・かゆみが続く
という敏感肌状態に。
2. 冬の敏感肌が悪化する“やりがちNG習慣”
NG① 強い摩擦ケア
・クレンジングのこすり洗い
・ゴシゴシタオル
・ピーリングのやりすぎ
→ バリアが弱っている冬は、摩擦が一番の悪化要因。
NG② 熱いお湯で洗う・長風呂
40℃以上のお湯は、皮脂膜を一気に流してしまい、
乾燥を加速させます。
NG③ アルコール強めのスキンケア
しみる → さらに乾燥 → 皮むけ
とループに。
NG④ 保湿前の“待ち時間”が長い
洗顔後は10秒単位で乾燥が進むため、
すぐ保湿が鉄則。
3. 今日からできる冬の肌荒れ改善ケア
① 洗顔は“ぬるま湯・泡”が基本
34℃〜36℃のお湯+摩擦ゼロ。
汚れだけ落とし、必要な皮脂は残すイメージで。
② 保湿は「水分+油分」の二段構え
冬はローションだけでは足りません。
化粧水 → 乳液 or クリーム
で蓋をすることで、水分保持力が安定します。
◎ 有効成分の例
・セラミド(バリア強化)
・ヒアルロン酸(保水)
・ナイアシンアミド(乾燥毛穴にも)
③ 朝は“守るケア”、夜は“整えるケア”へ
冬の朝は守りのケアが最重要。
・クリームでバリア膜を作る
・日焼け止めで紫外線も防ぐ
夜は、バリアを壊さない範囲で美容液を追加します。
④ 湿度40〜60%に保つ
冬は湿度が20%台まで下がる日もあり、肌の水分が一気に蒸発します。
加湿器がない場合は、
・濡れタオルを干す
・お湯を張った洗面器を置く
・エアコンの風が直接肌に当たらないようにする
などの工夫でも十分効果があります。
とくに寝室は 湿度が翌朝の肌の調子を左右する場所。
“朝起きたら肌がガサガサ”という人は、まず湿度を疑ってみるのがおすすめです。
⑤ ボディの乾燥にも要注意
冬は顔だけでなく、背中・足・腕の乾燥トラブルも急増します。
入浴後3分以内に、
・ミルク
・バーム
・オイル
のいずれかで保湿すると、水分蒸発を防げます。
4. 冬の肌荒れは“血流ケア”をすると一気に変わる
冬の肌荒れの根本のひとつは 血流低下。
血液は、肌の材料となる
・アミノ酸
・酸素
・ビタミン
を運んでくれるため、巡りが悪いと肌は生まれ変わりにくくなります。
効果が高い血流ケアのコツ
● 首・肩まわりを温める
太い血管が通り、肌への栄養供給も改善。
● 軽いストレッチ・散歩
冬は屋内で縮こまりがち。
1日5〜10分動くだけで血行が変わります。
● 湯船につかる(38〜40℃)
低めの温度でじんわり温めると副交感神経が働き、回復モードに。
● 朝コップ1杯の白湯
内臓が温まり、肌のターンオーバーを助ける効果も。
血流がよくなるだけで、
頬の赤み・くすみ・乾燥・小じわが改善しやすくなるため、
冬はこれだけでも大きな肌変化が出ます。
5. “肌がしみる”時の正しい対処法
冬に増えるのが、
「化粧水がしみる」「クリームでヒリヒリする」
という敏感肌症状。
この状態の肌は、角質がめくれ、神経がむき出しに近い状態。
そんな時の正しいステップはこれ。
STEP1:美容液は一旦ストップ
ビタミンC・レチノールなどの刺激が強い成分はNG。
攻めるケアは敏感期が落ち着いてから。
STEP2:保湿は“ワセリン+低刺激ローション”
ワセリンはバリアの代わりをしてくれる最強の味方。
薄く塗るだけで刺激を遮断できます。
STEP3:洗顔料を見直す
落としすぎる洗顔は乾燥と炎症を招くため、
“ぬるま湯のみ洗顔”の日を作るのも効果的。
STEP4:とにかく摩擦ゼロ
タオルを押し当てる、コットンNG、マッサージNG。
肌が回復するまでは守りに徹するのが正解。
6. スキンケアでも改善しない時に考えるべきこと
冬の肌荒れは、
・乾燥
・血流低下
・バリア機能低下
の3つが重なって起こります。
そのため、スキンケアと生活習慣を見直すだけで多くの場合は改善します。
しかし、
✔ 毛穴が開いたまま
✔ ハリが低下
✔ くすみが続く
✔ 年齢肌の悩みが強い
などの場合は、スキンケアだけでは届かない部分が原因になっていることも。
そんな時は、
“肌の奥(真皮)にアプローチできる美容医療”が選択肢になります。
例えば…
● 水光注射(ハイドレーション系)
乾燥ぐすみ・肌のツヤ不足を改善。
● スキンブースター施術(リジュラン・ジャルプロなど)
肌の土台となるコラーゲン生成をサポート。
● 再生医療(歯髄幹細胞培養上清液など)
肌細胞の回復サイクルにアプローチし、
複合的な悩みに向く“根本ケア”。
もちろん美容医療は必須ではありませんが、
「短時間で肌の状態を持ち上げたい」
という方には効果的な手段。
スキンケアでは届かない領域を補ってくれるため、
冬の肌を早く立て直したい人に向いています。
まとめ:冬は肌がいちばん不安定。だからこそ“守るケア”が最優先
冬の肌荒れは、
・乾燥
・血流低下
・バリア機能の乱れ
が重なって起こる“季節性トラブル”。
つまり、あなたの肌が悪いのではなく、
季節が肌を揺らしやすいだけ。
今日からできるのは、
● 摩擦ゼロ
● ぬるま湯洗顔
● 化粧水+クリームの二段保湿
● 室内湿度の管理
● 首・肩を温める習慣
これだけで、冬の肌は確実に変わります。
必要に応じて、美容医療の力を少し借りながら、
無理なく“冬にゆらがない肌”を育てていきましょう。
クローバー美容クリニック
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